K-TAIに向けてエンジンの調整を協力することになりました。
ホンダもスバルも両方好きですが、ホンダは2輪車で十分楽しんでいるので、
スバルのエンジンに関われるのは嬉しいです。
現状の要求としては、ロッカーアームの交換と二輪車用のキャブレターをつけてセッティングを決めたいとのことですので、そこから始めます。
レースで勝てるエンジンに仕上げるのが最終目標です。
耐久レースですので、信頼性や燃費も重視する必要があります。
とても難しい作業になりそうです。
いろいろアイデアはありますが、レギュレーションがいまいち理解できません。
普通はほとんどノーマルを使うという前提なのか、あまり詳しくは記載されていません。
3. すべてのクラスにおいてインジェクションは禁止
4. ★ 4ストスポーツカートクラスは、キャブレター本体のチョークボア側の最大直径を
30mm以下とする。
インジェクションは禁止で、キャブレターの口径制限以外は自由ということでいいのかな?
ピストンバルブでも、バタフライバルブでもOKなら選択肢が広いのでいろいろ試せます。
5. ★4ストスポーツカートクラスはエンジンの基本機構は変えてはならない。
※基本機構とはエンジンメーカー発売のパーツで構成され 4バルブ化やDOHCなど
にしてはいけない。※スプリングは変更してもよい
禁止例
・ バルブ数変更禁止 (4バルブ化) ・ ツインカム禁止 ・ ボア・ストローク変更禁止
・ 水冷化 ・ ターボ ・ スーパーシャージャー ・ インジェクション ・ コンロッドをチタン
材質に変更する、など。
改造許可例
・ ガバナ進角の改造 (回転リミッター) ・ バルブスプリング変更
エンジンの基本機構とは、クランクケース・シリンダー、シリンダーヘッドはメーカーが提供する純正部品をベースに使うという事かな?
純正ベースで補強や軽量化の制限がなければ耐久レース用に派手に加工できます。
禁止例で気になるのが、ボア・ストローク変更禁止、コンロッドをチタン材質に変更するです。
ストロークが変わらなければ、クランクシャフトの制限は無いという解釈なら、自由に加工したり、作り直してしまうこともできます。
コンロッドについても、チタン材質にする以外は自由という解釈なら、これもつくりなおせます。アルミや鋼材で作ることもできます。コンロッド長も変更できるかな?
汎用エンジンベースでノーマルでも6000rpm近くまわして7時間走るのはとてもハードなので、これらの耐久性が心配な部品を強化できるならドライバーは安心して攻めることができます。
さすがに、借り物のエンジンだと調整以上の事はできないので、派手に改造できる研究用のエンジンがほしいです。