カート用４ストロークエンジン作業記録

スロットル制御

機械制御は、特注スプリングとか、部品の精密な切削加工が必要なので、設計でストップしてます。

機械制御の問題は、回転数に合わせて制御が出来ず、遅れ気味になるので、

エンジンの状態に合わせて再調整するのが難しいです。

レース中にエンジンのコンディションは変わり続けるので効率が悪いかも。

 

電子制御の方はテスト用の部品を注文しておきました。

到着したら、スロットルポジション用のセンサの信号から

キャブレター駆動用のサーボを動かすだけの構成を組んでみます。

 

機械制御と電子制御

何らかの方法でスロットル制御をして操作性や安全性を維持したまま燃費を向上できないか考えています。

 

機械制御の場合、複雑なリンク機構をつければ実現できそうなのですが、

調整してうまくうごかず、大幅な仕様変更になると、また作り直しになってしまいます。

 

電子制御の場合、センサと駆動用のサーボが必要になります。

部品点数は多くなりますが、機械的な部分の構造は簡単で、調整はすべてソフトウエアで出来ます。

 

どちらがよいのかはまだわかりません。

両方設計してから考えたいと思います。

秋ヶ瀬まで4週間

ASシリーズ併催ということで、また台数が多そうです。

まだ作戦は決まっていませんので、いつもどおり？になるかな？

最終戦くらい、もう少し高回転まで使って燃料ギリギリで走るくらいのチャレンジはしたいです。

 

電装の共通化

テクノポリスで管理するエンジンは、すべて電装の共通化をしています。

セルモーターへの電源には大電流用のコネクタ、

エンジンのセルリレー、キルスイッチをハンドルまで伸ばす配線をつなぐコネクタをつけています。

 

セルモーターへの電源は、バッテリーから直結でつなぐのが最も信頼性が高いのですが、

メンテナンスを考慮すると、丸型圧着端子でねじ止めするのは面倒です。

よく使われる？ファストン端子では流せる電流が明らかに足りませんので、

電気自動車の類でも実績のある、アンダーソンコネクタのSB50の黒を使用しています。

防水ではないので少し心配でしたが、ビニールテープを巻いても発熱の問題はなさそうです。

電線はKIV14sqを使用しています。

オーバースペックかな？という感じはしますが、これな絶対焼けることはありません。

外径が7.7mmあるので電線自体の重さが気になるとは思いますが、

電源供給に問題がでると困るフルトラ化には必須の性能となります。

 

スターターとキルスイッチの引き出しは、入手しやすかったエーモンの黒い４芯ハウジングです。

250端子なので、２０Aくらい絶えられるのかな？

電線は必要な容量だけの太さで大丈夫ですので、最大でも1.25sq～2sqもあれば十分です。

雨のレースのでトラブルが発生する可能性があったので、ここは防水にしておいた方が安心です。

現在防水コネクタの選定中です。でも、こちらもビニールテープを巻いておけば問題はありません。

 

レギュレーションが心配

今後の開発としては、エンジンのコンピュータ制御という方向性になりそうです。

　

すでに点火システムを開発しているところもありますので出遅れてしまっています。

　

まず、エンジン自体に発電機能のないWFや、あっても電力の少ないKX21向けに

発電システムを考えています。

何をするにも、バッテリーだけでは足りません。

　

次に可変バルブをやりたいです。

OHCのKX21ならスペース的に入るかな？AVCSのような連続可変バルブはかなり効果がありそうです。

OHVでもヤマハのEXUPのようなシステムなら排気の設計次第で低回転に厚みを出すことができます。

　

レギュレーションでどうなるかわかりませんが、

色々実装できるコンピュータシステムのプラットホームだけでも開発を進めておこうと思います。

リンク項目作りました。

blogなのでリンク、トラックバックに関する制限は特にありません。

ご自由にどうぞ。

　

相互リンクを希望する方は、リンク先URLをご連絡ください。

秋ヶ瀬で最終調整？

キャブセットが主な目的でしたが、

まず軽く数週のつもりで走行開始したら、１週もせずに停止。

　

フライホイールのキーがちぎれてフライホイールが回り、

点火タイミングが大きく狂ったのか原因でした。

　

規定トルクで締めたので、テーパーの当たりが悪かった可能性があります。

今回は使い慣れたインパクトで締めます。

　

テーパーの当たり面が荒れたので修正はしましたが、

振動が出ないか心配です。

駄目っぽいなら新品を使うことになりそうです。

今週の週刊オートスポーツ

K-TAI特集　Part２です。
ASシリーズ参加チームによるK-TAIで走るためのノウハウが掲載されていました。
　
こちらでもGJC車両に乗ったワールドフォーミュラの写真が掲載されています。
　
エンジンについての問い合わせは増えているようですので、来年のK-TAIが楽しみです。

秋ヶ瀬４戦 暫定エントリーリスト

暫定エントリーリストが公開されていました。
http://www.akigase.co.jp/IMAGES/catai4-ent.pdf
　
GT1が１１台と、GT2が１０台、ASシリーズ併催ではないのにたくさんの参加がありました。
台数が多いので、給油などの作戦が重要になってきます。
　
まだあと２レースあります。
最終戦で逆転！という可能性もまだ残されていますので、
希望を持って楽しみたいと思います。

エンジン整備完了

各部の精度の確認と、シリンダーのホーニング、バルブ調整です。
 
一応やっておきたいことは一通り出来ましたし、エンジンの状態も良いはずなので、
秋ヶ瀬では元気に回ってくれるはずです。

シリンダーのホーニングやバルブシートの修正は自前でできるようになったので、
外注の待ち時間を短縮できるようになりました。

あとは、エンジンテストが出来るような環境が出来れば良いのですが、
さすがに現時点では難しそうです。