今回は時間もあるし、他に色々加工待ちが多いので、すべて再メッキします。
錆がひどくなければほとんどのボルトは抜けます。
多少硬くても熱を入れれば抜けるのですが、スタンドのスタッドボルトが1本折れました。
このボルトは錆がひどいので作り直すつもりでしたので、うまく掘って抜ければ問題ありませんし、最悪リコイル打っちゃってもいいかな。
汚れていたのを一気にバラしたので良く覚えていませんが、
もしかしたら元々無かったのかも。
不動、部品取り扱いのエンジンだったので仕方ないかな。
あれば作業スペースのどこかからそのうち出てくると思います。
替えが効きますし、作るのも難しくありませんので、作業を続けようと思います。
まだ部品探し中なので、ネタを小出しにしていきます。
まずはコンロッド加工中。
15mmの状態。このままホーニングして使えそうなくらいきれい。
0.5mmくらいなら肉厚は十分です。
そういえば元の状態撮影するの忘れた。
ピストンピンの状態はこんな感じでした。
深いところで5/1000mm以上減ってます。
1個部品が消えました。
どこ行ったー!
現在全作業中止して探し中。
エンジンはすごいプロの方が画像掲載してたし、HRDの方は異音でもでなければあけないものなので詳細な画像はどうしようかなと悩み中。
仕事の合間のモチベーションを保つためのエンジン整備なので、
気分次第で公開します。
灯油槽ぎりぎり。
漬け込んで底部の泥をできるだけ落としてあげます。
たまにひっくり返してスペシャルツール(セブンイレブンの割り箸)で詰まった泥を崩していきます。
特に問題なく割ることに成功。
ケース内部はかなりきれいです。オイルパン以外はまったく汚れていません。
今回も分解部分は省略。
組み立てる時にきちんと記録すれば、バラすのは逆の順番になるだけなので、組み立てる時に手順は書いていこうと思います。
遠心フィルター内部はわずかに金属粉が入っていました。製造時の物でしょう。
どこか壊れた時に出るような金属粉は見当たりません。
1点アーマチュア側のオイルシールに問題がありましたので、どうするか悩みます。
あけてみないとわからなかったところなので、早めにわかってよかったです。
その他は現時点では問題なさそう。
まず、減っているバルブを修正してあげます。
吸気バルブだけ修正。排気のほうは問題ありませんでした。
右が加工後です。削った分傘の肉厚が若干減りますが、ピカピカ新品に近い状態。
これだけ減ってるとすり合わせだけでは漏れてしまいます。
ついでにシートリングを作成する必要があるかバルブシートを軽く切削して確認しました。
すり合わせだけでは厳しそうですが、なんとか面は出そうです。
バルブリフターも修正します。
すべてカムシャフト当たり面が減ってるけど、
1つだけかなり減ってるものがありました。
一通り面出し。
微妙に薄くなったけど大丈夫かな?
詳細な寸法を調べたら、減ってたバルブリフターは、プッシュロッド側も減ってました。
やっぱりこれは交換ですね。
残念だけど部品取りエンジンから使う事にします。
色々部品を見ててやっとわかったのですが、このエンジンは、ヘッドを強打しているようです。
事故なのか普通にコケたのかはわかりませんが、その時に一度ヘッドをあけています。
その時混入したゴミやヘッドの微妙な傾斜でエンジンを傷めたのだと思います。
クランクケース側は問題なさそうなので、きちんと直せば元気になるはず!
コンロッド小端はスリーブ打ち込みすることにしました。
規格品で利用可能なOリングは一通り購入します。
その他流用可能な部品も注文しておきます。
HRD側は厄介な部分が多いので、まずはエンジン側の部品のみ注文して仕上げちゃいます。
無いものは作らないといけませんが、なんとか目処は立ったので、詳細は後々。
ピストンは問題なし。
バルブに当たった形跡があるけど、強度や容量に影響なさそう。
このエンジンもトップリングとオイルリングが逆に組まれていました。謎過ぎます。
ピストンピンを測定しようと見たら、かじったようでかなり荒れてました。
当然コンロッドも段が出来ています。
新品のピンを使えばクリアランスは問題ないけど、
減った部位分が当たらず。当たり面が小さいので、また減ってしまいそう。
さて、どうしよう。
といっても、そのままつかうのは怖いし、何とかします。
やっぱりブッシュ打ち込みかな。
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